【出戻り転職の体験談】退職した会社に戻った理由|職場の反応や待遇も紹介

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  • 前の会社が忘れられない…
  • 一度辞めたことで前職の良さに気づいた…

転職に失敗して、「前の会社に戻りたい…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

人間関係の良さや環境の安心感を求めているのであれば、出戻り転職することも選択肢の一つとしておすすめです。

私も一度転職しましたが、たった20日で辞め、最終的に元の会社に出戻りしました。転職して初めて前職の良さに気づいたのです。

この記事では、私が出戻りした理由や戻ったキッカケ、職場の反応や待遇の変化について解説します。

「戻りたいけど迷っている」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

出戻り転職の体験談【なぜ退職したのか】

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現在は前職に出戻りして働いていますが、なぜ戻るほど気に入っていた会社を退職したのか解説します。辞めた理由は以下の3つです。

  • 昇給や昇進がしづらい環境だった
  • 同世代と比較して出遅れていると思った
  • 手に職つけて個人の力で頑張ってみたかった

昇給や昇進がしづらい環境だった

元々昇給や昇進しづらい環境だったので、将来に不安を感じて退職することにしました。特に給料には天井があると上司から聞かされていたので、結婚して家族が増えた場合の不安が頭をよぎったのです。

小さな会社の販売職だったので、平社員のスタッフの上が店長、その上がマネージャーではなく、社長という役職しかないため、店長になったらそれ以上出世することのできない体制でした。

店長になると給与もその時点で固定されてしまい、売上によってボーナスの変動はありますが、毎月の給与においては基本的に定年するまで一緒ということになります。

年齢を重ねれば子供ができたり、家を購入したりと出費が増えるため「将来のために早く転職しなければ」と思ったのが退職した大きな理由です。

同世代と比較して出遅れていると思った

転職を考えたのが25歳を過ぎた頃で、徐々に周りと比較して給与や待遇において、出遅れてきていると思いました。20代前半は同世代と差がありませんでしたが、20代後半になると周囲の出世や昇給の話を聞くことが増えたのです。

前述したとおり、昇給や昇進がしづらい環境であったため、周囲との差が徐々に出始めました。「新卒当時から10万円増えた」「後輩を管理する側になった」など、私が経験したことのない会話を知人から聞いて「羨ましい」と思うことも多々ありました。

「自分はほとんど給料が上がらないのに友達はどんどん待遇が良くなっている」と嫉妬することもあり、「早く良い会社に転職して追いつきたい」という気持ちが日増しに強まってきたのです。

手に職つけて個人の力で頑張ってみたかった

正社員として会社で働き始めた20代前半のときから、漠然と「なんだか会社で働くことが合わない」と感じていました。稼げるスキルを身につけて、手に職をつけて個人の力で頑張りたいと考えたのです。

そこで、デザインに関することが好きだったのでWebデザイナーになってフリーランスになることを目標にしました。スクールに通った方がスキルを早く身につけられると考え、50万円支払って家の近くのWebデザイナースクールに通うことを決めました。

スクール講師と進路相談するなかで「独立するならまずは就職して経験を積んだ方がいい」との結論に至ったので、いきなりフリーランスを目指すのではなく、就職してスキルや経験を身につけてから独立しようと決意しました。

スクールの紹介で、全国に支店がいくつもある中規模の会社と面接することに。デザイン会社ではありませんでしたが、部署の一部でWebデザイン事業を行っているとのことだったので、まずはそこで経験を積もうと考えました。

二次試験まであったのですが、無事採用されて就職が決まりました。「これで目標としていたフリーランスに近づいた」と合否の電話を切った後に喜んだのを覚えています。その1ヶ月後に実際に新たな環境で働くことが決まりました。

転職後たった20日で退職した理由

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冒頭でもお伝えしたとおり、Webデザイナーとして就職が決まったものの、たったの20日で退職しました。その理由は以下の3つです。

  • 入社後のイメージが曖昧だった
  • 職場の雰囲気が合わなかった
  • 前職を思い出して後悔した

入社後のイメージが曖昧だった

私のなかでWebデザイナーという仕事は、フリーランスになるための手段でしかなかったため、具体的な仕事のイメージが曖昧なままでした。

実際に業務に取り掛かると、想像していたよりも「楽しくない」「ずっとこの仕事を続けるのか」と不安になりました。

しかし入社してまだ1週間程度、「これからやっていくうちに楽しさも見つかるだろう」と言い聞かせることに。会社の中の決められたルールに従ってデザインすることに、なんとも言えない違和感を感じていたのです。

職場の雰囲気が合わなかった

Webデザインの部署には私を含め上司の2人しかおらず、元々無口な人だったのでパソコンに向かって黙々と作業する雰囲気が好きではありませんでした。

仕事のことで話しかけると「チャットで聞いて」と適当にあしらわれることも。「何で隣の席なのにいちいちチャットで会話するんだよ…」と思ったこともあります。さらに挨拶しても無視する管理職や、大声で部下を怒鳴る上司(他部署)がいて、職場は常に殺伐としていました。

上司の機嫌を損ねないように仕事をすることや、ピリついた職場の空気に耐えられずに、次第に「早く辞めたい」と考えるようになりました。毎日いかに早く帰るかだけを考えて生活していたので、フリーランスになる目標なんて忘れていました。

それよりも「早くこの会社から解放されたい」と、自分で応募して自分で選んだ仕事なのに、そればかりを考える日々でした。

前職を思い出して後悔した

前職はとても人間関係が良好な職場でした。人間関係が良くない今の会社と比較して、楽しく働けていたことを思い出して後悔しました。

そのとき自分は「給与やポジションよりも働く環境」を重視しているんだなと感じました。

前職の誰にも相談せずスクールに通い、バレないように水面下で転職活動していたことにとても恥じらい「申し訳なかったな」と後悔していたのです。

早く辞めたいと考えてからは、昼休みにハローワークを覗いてみたり、求人情報をチェックする日々。「この会社でスキルを身につけて独立するぞ!」という当時の気持ちは全くありませんでした。とにかく辞めることだけを考えて生活していたのです。

前職に戻る決め手は上司からの連絡

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「良い求人を見つけたらすぐ辞める」と考えながら生活していたころ、たまたま前職の上司からLINEがありました。内容は「仕事慣れた?」というものです。

入社して10日くらい経っており、おそらく最初は仕事に慣れなくて大変だから連絡するのを避けていたのかなと思います。丁度殺伐とした職場のなかで「辞めたいな…」と思っていたタイミングで連絡があったので、久々に人の情を感じて嬉しかったです。

何度か連絡を交わすなかで、元上司の優しさを思い出し「戻って働きたいな…」という気持ちが湧いてきました。私が退職する前から求人は出していましたが退職してからも応募がなく、自分が辞めた分の仕事の負担がのしかかっていることを聞きました

「人手が足りず大変」と聞き、ダメ元で「戻りましょうか?」と伝えました。すると「本当!?助かる!」と予想外の返答がありました。その後すぐに社長に確認を取ってもらい、私が良いなら歓迎するとのことでした。

後日職場に菓子折りを持って行き、謝罪と挨拶をして無事出戻り転職することになりました。元上司だけでなく、他の社員も笑いながら受け入れてくれました。

「この恩を返そう」と思い、感謝の気持ちを忘れないように過ごそうと決めました

出戻り転職するまでの1ヶ月は精神的に不安定だった

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無事に出戻りが決まり、実際に出勤するまでは1ヶ月の期間がありました。Webデザイナーの会社は入社して20日で辞めたので、丸々1ヶ月の休暇ができたのです。

仕事しておらず時間に余裕があったので「本当に出戻りすべきなのか?」と悩む機会が増えました。ここでは以下の3つのことについて紹介します。

  • 本当に出戻りして良いのか悩む
  • キャリアを手放して良いのか悩む
  • 出戻り転職を決めた理由

本当に出戻りして良いのか悩む

せっかく出戻りを許可してもらったのに「本当に受け入れてくれるのだろうか?」と悩みました。みなさん表面的には優しくしているものの「本当は嫌なんじゃないか?」「陰口を言われているじゃないか?」と余計なことを考えてしまうのです。

社会人になってから1ヶ月休める機会なんてないので、のんびり過ごしたかったのですが、常に頭の中は「周りからどう思われるか」でいっぱいでした。無意味ですが、脳内で何度もシミュレーションして、出勤日に備えていました。

それに、出戻りすることは恥ずかしいことだと思っていたので、自分に対する情けなさも感じていました。気持ちもネガティブになり、出勤日が近づくにつれて不安も大きくなったのです。

キャリアを手放して良いのか悩む

年齢が若かったこともあると思いますが、未経験からWebデザインのスキルを身につけて、実際に就職することもできたキャリアを手放して良いのかと悩みました。もう一度デザイナーとして就職すれば「フリーランスの道も開けるのでは?」と思ったのです。

しかし、Webデザイナーの仕事が楽しくなかったことや、すでに出戻りの許可を得ていたことから「一旦フリーランスは諦めよう」と決断しました。

出戻り転職を決めた理由

出勤日までの1ヶ月間、「本当に戻るべきか?」と悩み続けていましたが、覚悟を決めることにしました。前職で働いていたときの人間関係を思い出し「これ以上良い人たちがいる職場はない」と思い、前職に戻り初心に帰って頑張ろうと決意しました。

一度退職して他の会社を経験したことで、前職の良さを再認識することができたのです。人間関係の良さだけでなく、仕事の進め方や職場の雰囲気など、総合的に見て前職の方が自分に合っていると判断しました。

「出戻りを許可してくれた恩を返そう」と思い、自分がどう思われるかはひとまず置いて、会社に貢献することだけを考えるようにしました。戻って無愛想な態度を取られたとしても「信頼回復してもらえるように頑張ろう」と覚悟したのです。

出戻り転職後の職場の反応や待遇

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ここでは、実際に出戻りした際の以下の2つについて解説します。

  • 出勤初日の職場の反応
  • 給与やポジションの変化

出勤初日の職場の反応

出勤初日の職場の反応は、予想していたネガティブなものとは全く違いました

  • 「戻ってきてくれて助かる」
  • 「他に良い所あれば辞めていいからね」

上記のように私を気遣った言葉をかけていただきました。元々人間関係が良いという理由で出戻りを決意しましたが、ここまで歓迎されるとは思いませんでした。「出戻りを選択して良かった」そう思った瞬間です。

給与やポジションの変化

給与やポジションは退職前と同じままで採用されました。給料は下がる覚悟をしていましたが、これまで通りということで感謝しかありません。

以下の理由から、退職前と同じ待遇であったと考えられます。

  • 退職してから出戻りするまでが短期間
  • 年数が経過していないので仕事を覚えている

前述したとおり転職したWebデザイナーを20日で辞めて、出戻りするまで1ヶ月の期間があるため、約2ヶ月前職から離れていたということになります。2ヶ月程度であれば仕事内容も忘れていませんし、以前のポジションが空いている可能性が高いので、同じ待遇で採用されるケースが多いと感じました。

そのため、給与やポジションを維持したまま戻るには、なるべく早く戻ることがおすすめと言えます。

出戻り転職のメリット・デメリット

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出戻り転職のメリット・デメリットは以下のとおりです。良い面だけでなく悪い面も把握して、出戻りすべきか判断しましょう。

出戻り転職のメリット
  • 即戦力として貢献できる
  • 人間関係のストレスが少ない
出戻り転職のデメリット
  • 同じ理由で退職する場合がある
  • 歓迎されないケースもある

出戻り転職のメリット

出戻り転職のメリット
  • 即戦力として貢献できる
  • 人間関係のストレスが少ない

即戦力として会社に貢献できるため、一から仕事を覚える必要はありません。一度同じ仕事を経験しているので、新人のように初めから仕事を覚えるということも少ないのです。

慣れていない環境だと人間関係のストレスに悩まされることも多いですが、親しい人がいる前職に戻れば負担が軽くなります。人間関係で悩む時間が減ってより仕事に集中できます

出戻り転職のデメリット

出戻り転職のデメリット
  • 同じ理由で退職する場合がある
  • 歓迎されないケースもある

一度退職した原因が解消されていなければ、また同じ理由で退職する場合があります。特に苦手な人がまだ在籍していたり、長時間労働の問題があったりすると「また辞めたい」と思う可能性は高いです。

私は給与に不安を感じて、再度辞めたいと思う瞬間があります。しかし人間関係の良さを重視しているので、今のところ転職は考えていません。収入などの不安な点は、副業をすることで補っていこうと考えています。

また退職理由によっては、歓迎されないケースもあるので注意が必要です。例えば「職場環境が悪い」「スキルアップしない」などのネガティブな理由で辞めた場合は、「また辞めるのでは?」と警戒されるでしょう。

出戻り転職が成功する人の特徴

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出戻り転職が成功する人の特徴は以下のとおりです。私も3つに当てはまっていたので、歓迎してもらえました。

  • 円満退社していた
  • 会社に貢献できていた
  • 退職後も良好な関係を保っていた

円満退社していた

前職で円満退職していた場合、出戻りが受け入れてもらえる可能性は高いです。トラブルを起こして辞めたわけではないので、人間関係やスキル面でも信頼されやすいのです。

具体的には、引き継ぎをしっかりと行なって最後まで責任を持って辞めた場合や、スキルアップのためのポジティブな退職理由であれば円満退社と言えます。

私は「Webデザイナーにチャレンジしたい」という前向きな理由で退職しました。辞めるまで1ヶ月の余裕を持たせて、引き継ぎもしっかりと行なったうえで退職したので円満に辞めることができました。

会社に貢献できていた

会社に貢献できていた人は、即戦力として活躍できることから採用されやすいです。雇うことで会社にメリットがあれば歓迎されます。

例えば、他の社員が苦手な業務をスムーズにできていたり、周囲と良好な関係を築いていたりした方は「戻ってきてほしい」と思ってもらえるでしょう。

他の社員よりも任される仕事が多かった人や、重要な業務に関わっていた人は、会社側からすると「出戻りでも受け入れたい」と思ってもらえる人材と言えます。

退職後も良好な関係を保っていた

退職後も前職の社員と良好な関係を保っていれば、戻って働けるキッカケを作れます。連絡を交わすなかで社内の状況を把握できるため、適切なタイミングで「戻りたい」と伝えられるのです。

前職が人手不足で困っていたら声をかけてもらえるかもしれません。一方で人材を求めていなければ「今は出戻りするタイミングではない」と判断できます。

事前に関係を保っておくと、いざ出戻りした際にスムーズに仕事に取り掛かれるため、気まずさや申し訳なさも感じづらくなります。退職後も適度な距離感で繋がっておくと、戻りやすくなるでしょう。

まとめ

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私は給与や将来性に不安を感じて転職するに至りましたが、前職の方が格段に人間関係や雰囲気が良くて出戻りしました

出戻り転職を決意して実際に出勤するまでの期間は「本当にこれで良かったのかな?」と悩むこともありました。しかしいざ出戻りして働いてみると、周囲との関係性や居心地の良さから「出戻りして本当に良かった」と感じています。

以前の人間関係や仕事の貢献度にもよるので、すべての方が出戻り転職が受け入れられるとは限りません。ですが「人間関係の良さ」や「環境の安心感」が理由なら、出戻りも選択肢の一つとして検討するのもおすすめです。

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