「実際に出戻りした人はどんな理由で戻ったの?」
「出戻り転職に不安がある」
出戻り転職を検討している方は、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
私は転職した会社を1ヶ月未満で退職して、その後前の会社に出戻りしました。
簡単に戻った理由を説明すると、人間関係や職場の雰囲気に馴染めず、前の会社と比較したときに「もう一度前の会社で働けたらな」と思ったからです。
現在出戻りして5年目ですが、戻ったことを後悔したことは一度もありません。
むしろ出戻りして大成功だったと思っています。
この記事では、私が実際に出戻り転職した理由を解説しています。
あわせて、出戻りで失敗しないためにすべきことも解説しています。
出戻り転職するか悩んでいる方の不安を、少しでも解消させられたら嬉しいです。
その
独学やスクールに通うことで念願のデザイナーとして就職。
しかし、人間関係や職場環境に違和感を感じてたったの20日で退職。
その後、転職する前の会社に出戻りして働いています。
このブログでは、私が実際に出戻り転職を成功させた体験談や、出戻りするまでに至った経緯などを発信しています。
私の体験した経験や知識が、悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。
出戻り転職した3つの理由
出戻り転職した具体的な理由は、以下の3つです。
- 働きたいと思える会社がなかった
- 転職した会社と比較して良さがわかった
- 前の従業員から連絡があった
それぞれ説明していきます。
働きたいと思える会社がなかった
ハローワークで求人を探しても、働きたいと思える会社がありませんでした。
地方の田舎住みで元々求人数が少ないうえに、4月中旬だったので求人自体があまり出ていませんでした。
かといって都会に引っ越してまで働きたい気持ちもなく、「これからどうしよう」といった状態でした。
「どこでも良いから生活するために働かないと」と思い、入社できそうな会社に応募するか迷いました。
しかし、適当に入社した会社はまたすぐに辞めるのではないかと思い、行動を起こせずにいました。
そんな時に前の会社を思い出し、人間関係も良く働きやすかった場所に戻りたいと感じたのです。
転職した会社と比較して良さがわかった
転職した会社と比較して、前の会社の良さが改めてわかりました。
どれほど前の会社の人間関係や雰囲気が良かったか、お恥ずかしい話ですが一度辞めてみないと気付けないことがたくさんありました。
これまでに3社ほど、正社員として働いた経験がありますが、人間関係や雰囲気が一番良かったのが出戻りした会社です。
一度辞めたことで客観的に前の会社を見られるようになり、「この会社以上に良いところはないだろう」と思えたので、出戻り転職を決意したのです。
前の従業員から連絡があった
前の従業員から連絡がなければ、出戻りはできなかったかもしれません。
恥ずかしながら、自分から出戻りしたいと伝える勇気がなく、戻るキッカケとなったのが従業員の方からの連絡でした。
以下のような流れで、出戻りすることになりました。
「仕事は順調?」といった内容。
連絡手段はLINEを使っていました。
数日検討したいと伝える。
「ぜひお願いします」と伝える。
このように従業員の方が連絡してくれたことで、出戻りできました。
連絡があるということは、こちらを気にしてくれている証拠なので、出戻りが成功する確率が高いのでタイミングを見て伝えてみましょう。
切り出すタイミングについては、こちらで詳しく解説しているので参考にしてみてください。
出戻り転職で失敗しないためにすべき2つのこと
出戻り転職で失敗しないためにすべきことは、以下の2つです。
- 退職前の状況を見直す
- 一から頑張ると覚悟を決める
「また辞めたい」と思わないためにも、内容をおさえておきましょう。
退職前の状況を見直す
出戻り転職する前に、まずは退職前の状況を見直しましょう。
- 人間関係は良かったか
- 仕事で評価を得ていたか
- 退職理由がネガティブでないか
勢いで戻っても、また辞めたいと思う可能性があります。
そのため退職前の状況を確認して、「本当に出戻りしたいのか」「もし戻っても後悔しないか」などを把握しておく必要があります。
私は上記3つに当てはまっていたので、出戻り転職を成功させられました。
冒頭でもお話ししたとおり、現在入社して5年経過しましたが、出戻りを選んだことに後悔はありません。
一から頑張ると覚悟を決める
出戻り転職で失敗しないためにも、戻ると決めたら覚悟を決める必要があります。
モヤモヤと悩んだまま出戻りしても、「本当にこれで良かったのか」と後悔してしまうからです。
私自身、出戻りすることを何度も悩みました。
「一度辞めた会社に戻るなんて恥ずかしいし、陰口を言われるんじゃないか」と思いました。
それでも現状を変えたいと思い、今後の人生を良くしていきたいと思い、「周りの目を気にせずに一から頑張る」と覚悟を決めました。
いかに世間体や他人の意見を取り入れないかが、覚悟を決めるコツです。
出戻り転職が不安な方へ
出戻り転職することが不安な気持ち、とてもわかります。
今は出戻り社員を積極的に受け入れてくれる会社も多く存在しますが、一度辞めた会社なので裏切ってしまった気持ちがあります。
いざ実際に出戻りするとなると、
「みんなに歓迎してもらえるのか」
「陰で悪口言われるんじゃないか」
「給与は一からスタートなんじゃないか」
「やっぱり戻るのやめようかな」
など、さまざまな不安が出てきます。
そんなことを考えると、出戻りする気持ちもなくなります。
かと言って今の嫌な会社でずっと働くのも苦しいし、良い転職先だって見つからない。
私自身、一度辞めた会社にまた戻るなんてあり得ないと思っていました。
しかし、現在出戻り転職して5年目。
自分のペースで働けて、人間関係も良好なので、大きなストレスはありません。
正直に言うと、今の会社の給与や将来性に全く不安がないわけではありません。
ですが、毎日悶々とし、通勤中に事故して休むことばかり考えていた時代に比べたら、ずっと楽しい生活を送れています。
気を張らず、自分らしく生きている気がします。
明日会社に行くのが嫌で、家で悩む時間もなくなりました。
私にとっては、出戻り転職は大成功と言えます。
もちろん、すべての人が出戻りが向いているとは思いません。
これまでの人間関係や、待遇などで大きな不満があれば、戻ってもまた辞めたくなると思います。
出戻り転職で失敗した方もたくさんおられるでしょう。
しかし、どうしても前の会社が忘れられず、人間関係が良かったり、仕事ができていたりするのであれば、戻りたい気持ちを伝えてみるのもありです。
今後納得できる人生にするためにも、「出戻り転職」という選択肢も視野に入れながら、活動してみてください。
まとめ:良い人生にするために出戻りは有効な方法!
私が出戻り転職した理由は、以下の3つです。
- 働きたいと思える会社がなかった
- 転職した会社と比較して良さがわかった
- 前の従業員から連絡があった
上記の理由があったため、そのまま嫌な会社で働くことも、新たな会社に転職することもやめました。
出戻りした結果、今までで一番と言って良いほどのびのびと働けています。
新たな会社に転職しても良い職場に出会える可能性はありますが、賭けな部分も大きくあります。
失敗してしまうと、また転職しなければなりません。
しかし以前働いていた会社であれば、仕事内容や人間関係も理解しているので失敗する可能性が低いと感じます。
すべての方が出戻り転職を成功できるとは思いませんが、今後の人生を良くするためにも有効な選択肢であることを知っていただけると幸いです。