「出戻り転職を考えているが、良好な人間関係を保てるか不安」
「人間関係が上手くいく人の特徴が知りたい」
出戻り転職を考えている方は、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
私は出戻り転職して5年目ですが、以前在籍していたころよりも人間関係が良好になっている感覚があります。
元々人間関係が良かったこともありますが、退職理由が前向きで、仕事ができていたことも大きく影響していると考えています。
出戻り転職後の人間関係が不安な方は、事前にご自身の状況をきちんと把握しておくことが大切です。
この記事では、出戻り転職しても人間関係が良好な人の3つの特徴と、出戻り転職したら関係性が悪くなる人の3つの特徴を解説します。
出戻りしたい旨を従業員の方に伝える前に、まずは特徴に当てはまっているか確認しておくことをおすすめします。
その
独学やスクールに通うことで念願のデザイナーとして就職。
しかし、人間関係や職場環境に違和感を感じてたったの20日で退職。
その後、転職する前の会社に出戻りして働いています。
このブログでは、私が実際に出戻り転職を成功させた体験談や、出戻りするまでに至った経緯などを発信しています。
私の体験した経験や知識が、悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。
出戻り転職しても人間関係が良好な人の3つの特徴
出戻り転職しても人間関係が良好な人の3つの特徴は、以下のとおりです。
- 人間関係が良好なまま退職した人
- 退職理由がネガティブでなかった人
- 会社内で活躍していた人
上記のポイントに当てはまっている方は、出戻り転職を成功させられる可能性が高いでしょう。
人間関係が良好なまま退職した人
当然ですが、人間関係が良好なまま退職した人は、出戻り転職が受け入れられることが多いです。
従業員の方たちとコミュニケーションがしっかり取れていたり、程よい距離感でも信頼関係が築けていたりする場合は、スムーズに出戻りできる可能性があります。
私の会社は、5人程度の少人数で仕事をしていました。
人数が少なく、全員で仕事内容を共有して進める風潮があったので、必然的に会話する頻度が多いです。
そのため、仕事の話だけでなく、プライベートの話や雑談をする機会も頻繁にあります。
会話が多いと良好な人間関係を築きやすくなるので、そのままの関係で退職した人は出戻りしても成功しやすいでしょう。
退職理由がネガティブでなかった人
退職理由がネガティブでなかった人も、出戻り後は人間関係が良い状態である可能性が高いです。
「給与が低い」「待遇が悪い」などの理由で退職すると、仮に出戻り転職を成功させたとしても、「また辞めるんじゃないか」と不信感を持たれます。
不信感を持たれると人間関係が上手くいかない可能性があります。
その点、退職理由が「スキルアップ」や「新たな挑戦をしたい」などのポジティブな理由であれば、大きな不信感は持たれないでしょう。
「スキルアップしたかったけど仕事が向いていなかった」「新たな環境では馴染めなかった」と説明すれば、出戻りするのを納得してくれるはずです。
私自身、新たな環境で挑戦するという理由で会社を辞めましたが、出戻りする際に「この会社が良すぎて馴染めなかった」と伝えたところ、スムーズに納得してもらえました。
そのため、ポジティブな退職理由に加えて、出戻りするに至った理由をきちんと説明できれば、人間関係で悩むこともなくなります。
会社内で活躍していた人
会社内で活躍していた人も、出戻り後は人間関係が上手くいく可能性があります。
活躍していた人は即戦力として歓迎してもらいやすく、辞められると困るので人間関係が円滑に進むでしょう。
入社することで、周囲の仕事の負担が軽減されるため、出戻りも成功しやすいです。
注意点として、会社内で活躍していても期間が経ちすぎていると、受け入れてもらえない場合があります。
新人が入っており、自分がやっていた仕事が他の従業員に引き継がれているためです。
出戻り転職を考えている場合は、早めに行動することで成功する確率を上げられます。
出戻り転職したら人間関係が悪くなる人の3つの特徴
出戻り転職したら人間関係が悪くなる人の3つの特徴は、以下のとおりです。
- 従業員の方と仲良くなかった人
- 仕事ができていないのに辞めた人
- 待遇や労働条件に不満があった人
上記に当てはまっていると、出戻り転職が成功したとしても人間関係で悩むことになります。
ご自身の状況と照らし合わせて、出戻りを判断しましょう。
従業員の方と仲良くなかった人
当たり前ですが、従業員の方と仲良くなかった人は人間関係が上手くいかないことが多いです。
もし出戻りできたとしても、人間関係を理由に再度退職することになりかねませんので、出戻りはしない方が良いでしょう。
しばらくは嫌がらせや、陰口を言われる可能性もあります。
どうしても出戻りしたければ、まずは連絡を取り合って人間関係を円滑にしてから戻ることをおすすめします。
仕事ができていないのに辞めた人
仕事ができていないのに辞めた人も、人間関係が良好になりづらいです。
そもそも、出戻りすらできないかもしれません。
私が出戻りした後に、仕事ができていなかったのに出戻りしたいと、一度辞めた従業員の方から連絡があったことがあります。
その方は、口数が少ないものの真面目で誠実な方だったのですが、仕事面においては信頼されていない人でした。
私も一度、出戻りした身。
「面接のチャンスくらいあげてもいいのではないか」と思いましたが、社長や上司がそれを拒否。
人間性が良い人でも、一緒に働くことは難しいとのことで、連絡があった時点で断っていました。
そのため、出戻り転職を成功させるためにも、仕事ができていたかどうかは重要なポイントになると感じました。
待遇や労働条件に不満があった人
待遇や労働条件に不満があった人も、人間関係が良好に保てない可能性があります。
元々仲が良くて仕事ができていたのであれば、出戻り自体は成功する可能性が高いです。
しかし、給与や仕事内容に不満があった場合は、また辞めたいと考えてしまいます。
そのようにネガティブに考えていると、態度に出ます。
年数の経過とともに、コミュニケーションを取る頻度が減ったり、気遣う気持ちも薄れています。
少しずつ関係性の溝が深まり、人間関係が悪くなるケースがあるのです。
出戻り転職で人間関係を良好にさせる大切なポイント
出戻り転職で人間関係を良好にさせる大切なポイントは、「常に初心を忘れない」ことです。
今まで良くしてもらったことを思い出し、忘れないことです。
これから出戻りを考えている方は、今までの感謝の気持ちを思い出し、連絡を取り合うようにしましょう。
「今の会社と比べてこの会社がどのくらい良いのか」
「一度辞めてたことで大切なことを再確認できた」
直接伝える必要はありませんが、上記の気持ちを持って接するようにすることが大事です。
「感謝を忘れない」などと言うと、精神論っぽくてあまり好きではありませんが、出戻りして5年経過した今でも思い出すようにしています。
たまに出戻りしたことを忘れて、発言や態度が疎かになることがあります。
そんな時に「出戻りを受け入れてくれたこと」への感謝を思い出すと、自然と態度も変わるものです。
「今が当たり前じゃない」と思って、気持ちを忘れずに対応することで人間関係を良好に保てます。
出戻り転職する前も思い出してほしいことであり、出戻りが成功したときも忘れないでもらいたいのが、「初心を忘れない」ことです。
出戻り転職した後の現在の人間関係は?
私自身、冒頭でもお話ししましたが出戻り転職して現在5年目になります。
人間関係はというと、以前に勤めていた時よりも良好な関係を築けていると感じています。
出戻りする前は、「仕事する上で必要なことだけ会話すればいい」というドライな気持ちがあり、友達のように親密になる必要はないと考えていました。
そのため、あまり人間味のない人と思われていた一面もあったと思います。
しかし出戻り転職という、普通の人がなかなか体験することのない弱みを見せたことで、お互いの壁が崩れた感覚があります。
出戻りする前の私は、「早く会社を辞めたい」と考えて日々過ごしていたため、投げやりな態度でいたこともありました。
ですが出戻り転職後は、再度入社を受け入れてくれた感謝を忘れずに過ごすようになりました。
すると、従業員の人たちと接する態度も変わり、思いやりを持って対応できるようになります。
こちらが思いやりを持って過ごせるようになると、相手の態度も変化してきます。
積極的に話しかけてくれたり、仕事のミスをカバーしてくれたりと、以前と比べてフォローしてもらえる機会が多くなったと感じています。
- 出戻り転職という弱み
- 出戻りを受け入れてくれたことへの感謝
この2つの理由から、今まで以上に人間関係が良好になりました。
会社でも自由に仕事をさせてもらっており、のびのびと過ごせています。
まとめ:出戻り転職する前に自分の状況を確認!
私は、以下のの3つのポイントに該当した状態で出戻りしたので、今でも良好な人間関係を保てていると思っています。
- 元々人間関係が良好だった
- 退職理由がポジティブ
- 仕事ができていた
1つでも欠けていると、関係性が悪くなったり、「また辞めたい」と思ったりする場合があるでしょう。
出戻り転職を成功させるだけではなく、成功した後の人間関係も、自分が心地よく働くためには大切なことです。
従業員の方に連絡を取る前に、人間関係が良好なまま出戻りできるかどうか、自分はその状態に当てはまっているのかどうかを確認してから、出戻り転職の準備を進めることをおすすめします。